TAKU BLOG

お金と生き方を考える金融リテラシー高めの人

株式投資の有効性を考える

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両親が株式投資は危険だと未だに言ってくる。

もう成人して随分と経つのに!

そしてあなた達は息子が何を勉強してるかも知らずに学費払ってたの!?

父さん、母さんありがとう!

 

こんにちはTakuです。

今回から金融リテラシー高めの私が投資のイロハを語り、ゼロから投資に関する知識を読者に植え付けていくことを試みます。

*投資用語集は一番下

 

初回のテーマは「株式投資の有効性を考える」です。

株式投資とは何か?

最初に株式とは何か、自分に問いてください。

私ならこう答えます。

会社の所有権

100人中100人が納得する妥当な答えでしょう。

 

そして株式投資はこの所有権を売買して利益を上げる行動そのもの。

投資家は企業にお金を出してあげることでその所有権を得る。

業績が良くなれば、株値が上がって投資家の資産が増えるたり、配当金がもらえたりする。

 

現代社会では当たり前だけど、学校の社会の授業じゃ教えてもらえないことだよね。

株式投資は有効なのか?

まずは何も言わずに、この画像を見てください。

1978年から2020年までの平均的なアメリカ株(正確には米国株の代表的なインデックス、S&P500)の動きです。

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基本的にはずっと右肩上がりです。

数字的に言うと、アメリカの平均的な企業の株価は年平均(CAGR)9%も上昇してます。

例えば、1978年に1万ドルを平均的な企業の株式に投資したら、2020年にその価値は38万ドルになる計算です。(ヤバス!)

重要なのは平均的な企業がこれだけ成長したと言うことで、これはギャンブル的な発想で何かひとつの企業に資金を全ツッパした結果ではない。

この成長がずっと続くかはわからないですが、少なくともこれまではかなり有効だったと言えるのではないでしょうか。

 

え、じゃあこれからは有効じゃないの?と思った人は鋭い。

ここから先は個人の見解によるとしか言えない…

今後も株式投資は有効なのか?

正直に言うと、いつかは経済が成長の限界を迎えて株式市場が崩壊する日が来る。

ただし、それが10年後なのか100年後なのか、1000年後なのかは誰にもわからない。

 

個人的には社会はまだまだこの資本主義の仕組みに頼らざるを得ないし、これからリソースを投入しなきゃいけない分野だってたくさんあるから、当分は株式投資の有効性が損なわれることはないと思う。

最低でも医療、AI、ロボティクス、宇宙開発、自動運転等々、今出てきているテクノロジーが完成するまでは大丈夫な気がする。

それにインドやブラジル、その他多くの新興国が経済的に発展の余地を残しているし、社会はいつだって新しい産業を作り出してきた。

だから自分は株式投資を継続する、そう決断できている。

 

もちろん、未来に対する考えは十人十色。

株式市場がオワコンだと思えば、投資すべきではないし、もっと別のことに資金を使うべきだ。

 

どちらにせよ、株式投資にはリスクが伴う。

始める前にはそれを許容できるか、自分の価値観で精査する必要があると言えるだろう。

 

投資用語集

CAGR:複数年の合計リターンを福利計算を前提に年平均に換算した値

インデックス:市場全体の動きを表す指標

S&P500:アメリカ株式市場の代表的なインデックス、大型株500銘柄の動きに連動

配当金:企業の一部利益を株主に還元する支払い